パラメトリックモデリング基礎4ー丁番の例
そうか~こんな使い方もあるんだな。って感じで思っていただけたらなって思います。あくまで2D的に使っているので、もっともっとファジーに考える事が出来たらさらに広がりがあるのではと思います。
丁番とは・・・(業界ではちょうばん。ちょうつがいとも)
これです。皆さんの家の家具に扉があったら見てみてください。きっとあります。
当社では丁番も一緒に動かすといちいち重いので丁番そのものは動かないです・・・手抜きです。
さてこの丁番。ガラス用や厚い扉用、重い扉、等々色々あるんですが、さらに3種類あります。
インセット、アウトセット、ハーフと。
上の画像はアウトセットになります。
横の側板を隠すように扉が前に出ています。
もう2種類は、アウトセット。側板よりも扉がめり込んでる感じのもの。
ハーフは、BOXの中に立板があり、右左両方に扉がある場合に使います。
日本語で説明出来ないんですが、丁番には3種類あるよ!くらいで覚えていただければいいかと思います・・・
で、カグメイクという自作のプログラムでは、この3種類を全部、別々で作っておりました。上の画像で言えば、扉が4枚あって、それぞれ2個ずつなので、アウトセット4つ、ハーフ4つのコンポーネントをinsert。みたいな。めんどいですよね。
で、作ったのがこちら
・・・・さっきの画像を再利用しただけです・・・
なんてこたないんですが・・・
パラメータはこんな感じ
WCL,HCL,DCLは、社内ルールというか勝手に自作したパラメータです。簡単に言うと、X,Y,Zです。原点から(45.5,-103,-426)の部分にあるって感じです。42センチの奥行の家具の扉用の丁番の設定なんですかね。
で、LRです。0か180かの情報が飛んでくるようになってます。1にしますね。単位はdeg(角度)
こんな感じです。右側開く扉と左側に開くときで異なりますので、両方一発で出来るようになってます。
次は分かりにくいかもしれませんが、Varです。先ほどの、インセット、アウトセットを変えられるようになってます。
0がアウトセット、1がハーフ、2がインセットです。
あまりに微妙である・・・わかりますかね?丸いカップの後ろのバーが、少しくびれてます。さらにインセット。2にしてみます
これはさすがにわかりますかね?相当くねっとしてますね。
どのように作っているかは次回の記事で・・・